第13章 なんて生意気だ

「おい、松田大河……だったな!」

工藤達央は松田大河を一瞥すると、温度のない声で言い放った。

「今日は手を出す気はない。連れてる連中ごと、今すぐ消えろ。俺の視界からな」

「ガキが……! 有村家にすら相手にされねぇ役立たずのくせに、俺より偉そうにしやがって!」

松田大河は顔を歪め、吐き捨てる。

「今日ここでお前を殺せなかったら、俺はお前の名前を名乗ってやる!」

怒りで理性が焼き切れそうになっていた。

鬱憤を晴らすため。

そして有村菜津美の前で、自分がどれほど大物かを見せつけるため。

松田大河は手下に顎で合図した。

「おい、どけ。俺がやる」

取り巻きが左右に退く。松田大河は...

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